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長編SS「高町フェイト、始まります」その7

あけおめええええええええええええええええええ!!



新年の挨拶もほどほどに、早速行ってみますよ新年一発目!

長編SS「高町フェイト、始まります」7話目です!



新展開に触れる今回はちょっとチュートリアル的な話になっています!

新キャラも登場するのでお見逃しなくw


それでは、続きからどうぞ!



(拍手レスは諸事情から明日に……溜めてすいませんorz)
『新年、あけましておめでとうございます!』



ここは高町家。

そこに住まうは高町なのはと高町ヴィヴィオ。



「それじゃ、家主として新年のご挨拶を」



そして、中心には高町フェイト。

重々しい空気から立ち上がり、握りこぶしを作って……駆け出す!



「新年も、なのはは最高!!」

「止めてフェイトちゃん! ご近所さんに聞こえちゃう!」


窓から身を乗り出して叫ぶ、今年もフェイトは絶好調。

そんなこんなで、今年一年も波乱の幕開けを迎えたのだった……。








「そういえば、フェイトちゃん」

「どうしたの、なのは?」



なのは特製のお雑煮はダシが決め手。

餅をほおばって『うにょーーーん』と伸ばすフェイトを可愛いと思いつつ、なのはは話を続ける。



「去年の年末から荷物を搬送してたお隣さん、今日引越しのご挨拶に見えるみたいだよ」

「そうなんだ。 それじゃ、私も身なりをきちんとしておかないとね」



食事もほどほどに、着物の着付けを始めるなのはとフェイト。



途中着させてるのか脱がせてるのか分からなくなるアクシデントはあったが、

何とか二人とも来客前に無事に着付けを終わらせることが出来た。



「なのは、綺麗だよ……」

「にゃはは、フェイトちゃんだって……」



見詰め合う二人。

次第に距離は近くなり、フェイトの手はなのはの頬を撫で擦る。



「いやいや、本当になのはのこの肌のツヤとか……」

「フェイトちゃんだって、こんなに……」



フェイトの手が、なのはの肩を滑り懐にもぐりこむ。

潤んだ瞳のなのは、吐息がフェイトにかかる。



「なのは……」

「フェイトちゃん……」





ピンポーン

そこで鳴る、インターホン。



「なのはママ、フェイトパパ、お客さんだよ?」

『お、おのれー!』



密着もほどほどに、パタパタと玄関に向かう三人。

扉を開けて、来訪者を迎える。









「新年明けましておめでとうございま……っ!?」

「どうしたのよ、スバル。 早く挨拶なさ……っ!?」



扉をくぐった姿勢で固まる来訪者。

そこに居たのは。



「スバル!?」

「ティアナ!?」



スバルと、ティアナ。

スバル・ナカジマとティアナ・『ナカジマ』の二人が呆然と高町家の玄関前に立ち尽くしていた。



「な、なぬな、なのは……さん?」

「フェイト……さん、もしかして……」



引っ越し祝いを落としそうなほどに驚愕する二人。

ビックリしたのはなのはとフェイトも同じだった。



「もしかして、お隣に引っ越してきたのって……」



固まっているスバルとティアナの脇を抜け、フェイトは外に出る。

今日掛けられたばかりの表札を覗きみれば。




『スバル ・ナカジマ
 ティアナ・ナカジマ』



と、克明に刻まれていた。




「お隣さん、だったんだ……」



それは四人の誰から漏れた言葉だったのだろうか。



とにかく、新年の初めに。

お隣にナカジマ夫妻が引っ越してきた!
コメント

No title

えええええええ!
まさかのティアとスバル!!
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