リリカル１・２・３！

「そろそろ借り物競争の時間やな……」
「そうですねー。
ところではやてちゃん、ちょっと聞いて良いですか？」
「なんや？」
「何で突然『管理局対抗大運動会』なんて企画したですか？」
「あー、それか。
口で説明するのは面倒くさいから、まあ見ててや。
そのうち始まると思うから」
「はぁ……？」

『スターライトォ！　ブレイカーッ！！』

「な、ななななんですか？！」
「おー、始まったなー」

『ブラスター３！　ディバィィィン！　バスタァァァ！！』

「なのはさんが本気出してるですよ！
はやてちゃん、早く止めないとっ！」
「その必要は無いよ？
なんせこの運動会自体が、なのはちゃんに本気を出させる事が目的やからね」

「は？」
「借り物競争の借り物の札全てに『フェイト執務官』って書いといたからなぁ。
そりゃなのはちゃんも怒るわ」

『フェイトちゃんは私のものなのーーーっ！！』
『なのは落ち着いてー！』

「私はな、なのはちゃんと戦って勝ち残る若い職員……次世代を担う新たなエー
スオブエースが居るか、それを見極めたくて今回のイベントを企画したんよ」
「その前にどんどん若い芽が刈り取られて行くですー」
「……まあぶっちゃけバカップルがうざいだけなんやけどな。何やねん、人が貴
重な青春の一時を仕事に費やしとる時に『なのは～』『フェイトちゃ～ん』って
。どうせ私には乳しか恋人がいないんや。乳はええ……心に安らぎをくれる……
。人はみんな乳になってしまえばいいんや。そして乳の中心には私、八神はやて
が」
「人がゴミのようですー」

「そう、それや。それこそが乳王国や。つまり人が夢見た桃源郷やな。人は産ま
れた時から乳のお世話になって乳に抱かれて死んで行くんや。せやから乳は大事
にせなあかん。」
「は、はやてちゃん！」
「なんや、新時代の乳王に何か……。

……えっと、なのはちゃん？」

「は～い♪」
「かわいいなぁなのはちゃんは♪
なんや今日はフェイトちゃんも一緒かいな♪」
「うん、はやて♪」
「そっかそっか～♪

ほな、私は逃げ……！

バインド？！」

「なのは♪」
「フェイトちゃん♪」
「ちょお待っ！　うぇ！？
ちょっとチャージ長くないかお二人さ」

「スターライトォ！」「プラズマザンバァ！」
『ブレイカーーーッ！』
「もう嫌や～」
「目が～目が～」