スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
サイト1周年! 長編SS「高町フェイト、始まります」番外?(激甘仕様)
えっと、昨日の話ですが。
俺がリンクしている、とあるなのフェイ百合の絵描きさん(ネ申)と絵茶でお会いして、
俺のサイトのクリスマスSSを読んだとのコメントを戴きました。
恥ずかしっ!(ぉぃ
甘くて良かったと、もっと書いて欲しいと激励の言葉を貰いました。
…………書いたよ(ぇ
自分の萌えとか総動員して書いたよ!
何気にサイト1周年だったりする、今日この日に。
うpしてみるよ、俺うpしてみる。
もう、ゴールしてもいいよねっ!
全力全壊で疾走してゴールに駆け抜けた今作!
是非ご賞味くだしあ m(_ _)m
SSは続きから……。
俺がリンクしている、とあるなのフェイ百合の絵描きさん(ネ申)と絵茶でお会いして、
俺のサイトのクリスマスSSを読んだとのコメントを戴きました。
恥ずかしっ!(ぉぃ
甘くて良かったと、もっと書いて欲しいと激励の言葉を貰いました。
…………書いたよ(ぇ
自分の萌えとか総動員して書いたよ!
何気にサイト1周年だったりする、今日この日に。
うpしてみるよ、俺うpしてみる。
もう、ゴールしてもいいよねっ!
全力全壊で疾走してゴールに駆け抜けた今作!
是非ご賞味くだしあ m(_ _)m
SSは続きから……。
時刻は午後11時55分。
あたりは静寂に包まれ、聞こえるのはなのはとヴィヴィオの寝息のみ。
そんな中を私だけ。
目を閉じることなく、ずっと起きていた。
もうかれこれ2時間近く、興奮して寝付くことができないのだ。
明日は特別な日だから。
あと5分――日付の変わるその時は着実に迫る。
カレンダーと私の手帳に刻まれている、グルグルの花丸。
私達の結婚記念日だった。
結婚1周年。
私がフェイト・T・ハラオウンから高町フェイトになって、1年が経過するのだ。
なのはとの新婚生活は、家事育児と仕事との両立の日々だった。
それは決して容易ではなく。
その中で喧嘩することもあった。
だけど、その度に仲直りして、より関係を深めた。
数え切れないほど抱き締めあって。
数え切れないほどの、キスをした。
そんな幸せな毎日を、1秒たりとて忘れるまいと思い返していく。
時刻はあと1分で午前0時。
さあ、もうすぐだ。
今日はヴィヴィオに断って、寝る場所を交代してもらった。
川の字の真ん中――左を振り返ればヴィヴィオ、右を振り返れば……なのは。
30……29……
心の中でカウントダウン。
息を潜めて、なのはの顔を覗き込む。
なんて可愛らしい寝顔だろう。
なのはは――私の温かい居場所は1年経っても変わらない。
25……24……
いや、ますます美しさに磨きがかかっているのではないか?
どれだけ見つめても飽きない――ずっと見続けていたい天使の寝顔。
20……19……
だけど、こうして見つめているだけでは眠り姫は目を覚まさない。
彼女を起こすためには、そう。
15……14……
王子様のキスが必要なのだ。
私はそう勝手に結論付けて、自分の顔をなのはの顔にゆっくりと近づけていく……。
10……9……
ああもう、新婚じゃないのに1年経つというのに!
胸が鼓動が! 落ち着け、私!
5……4……3……
いいか、いっせーのーででキスをするんだよ!
リハーサルはないの! 後は勢いに任せて!
2……1……
いっせーのー……
0!
――ん……ちゅ……。
…………あれ?
私はなんで、天井を見上げているんだろう?
――んふ……。
なんでこんなに、息が苦しいんだろう?
視界いっぱいに広がるのは……なのは。
なのは、なのは、なのは……どこを向いても、なのは。
気がつけば私の世界は全て、なのはに塞がれてしまっていた。
私の視線――その瞳に囚われて離れられない。
私の唇――その舌に囚われて離れられない。
私の体――その両腕に囚われて離れられない。
私の心――その情熱に囚われて離れられない。
私の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。
全ての感覚がなのはを感じている。
だけど何故?
なのはは寝ていて、私がキスをしようとしていたのに。
何故『私がなのはに押し倒されている』のか?
「ぷは……んっ」
思考を巡らせているうちに降り注ぐ、2度目のキス。
なのはが起きていたか、起きていないか。
私が上かなのはが上か、そんなことは些細な話、か。
とりあえず、今は。
「ちゅ……フェイト、ちゃん……」
「なのは……んむ、んぅ」
この与えられる熱を享受しよう。
私もなのはの背中に、ゆっくりと両腕を回した。
時刻は午前1時。
その間、飽きることなくキスを繰り返していた。
キスを終え、ほやぁ、と蕩けた表情のなのは。
きっと私も同じような顔をしているのだろう、幸せすぎて。
「なのは、もしかして起きてたの?」
私が尋ねると。
「うん。 ずっと寝れなかったの……」
恥ずかしそうに口元を隠して、そう呟いた。
――隣に居るフェイトちゃんを、ずっと意識していたの。
――フェイトちゃんの呼吸が近づいてくるのがわかって、顔が熱かったの。
暴露されていくなのはの本心。
それが嬉しくて、私もなのはにさっきまでの緊張を伝えると。
「なんだ、二人とも考えることは同じだったんだね」
ベッドの上に座る私に、体を預けて寄りかかってくるなのは。
「フェイトちゃんと一緒のことを考えてたって、何だかちょっと嬉しいかも」
私も嬉しいよ、なのは。
なのはの肩に腕を回して抱き寄せる。
すると、不意に立ち上がるなのは。
こちらに左手を伸ばして。
「場所、移そ?」
そう言って私の手を引く。
……本当に君は、私の手を引くのが上手だね。
「どこに行くの、なのは?」
「とりあえずヴィヴィオに声が聞かれないところ。 だって……」
前を歩いていたなのはが、立ち止まって私に耳打ちする。
――だって、貴女と深く結ばれたいの。
その言葉、背筋がゾクゾクと粟立つ。
何だか二人でイケナイコトでもするみたいだ。
実際、そうなんだけど。
「なのは、愛してる」
「私もだよ、フェイトちゃん」
手を繋いで、歩く。
あの時、差し伸べられた手を。
二人で一緒にバージンロードを歩いた、手を。
……この手は、どこに続くのだろう。
私の名前は、高町フェイト。
高町なのはと生涯を共にすると誓った、たった一人のパートナー。
あたりは静寂に包まれ、聞こえるのはなのはとヴィヴィオの寝息のみ。
そんな中を私だけ。
目を閉じることなく、ずっと起きていた。
もうかれこれ2時間近く、興奮して寝付くことができないのだ。
明日は特別な日だから。
あと5分――日付の変わるその時は着実に迫る。
カレンダーと私の手帳に刻まれている、グルグルの花丸。
私達の結婚記念日だった。
結婚1周年。
私がフェイト・T・ハラオウンから高町フェイトになって、1年が経過するのだ。
なのはとの新婚生活は、家事育児と仕事との両立の日々だった。
それは決して容易ではなく。
その中で喧嘩することもあった。
だけど、その度に仲直りして、より関係を深めた。
数え切れないほど抱き締めあって。
数え切れないほどの、キスをした。
そんな幸せな毎日を、1秒たりとて忘れるまいと思い返していく。
時刻はあと1分で午前0時。
さあ、もうすぐだ。
今日はヴィヴィオに断って、寝る場所を交代してもらった。
川の字の真ん中――左を振り返ればヴィヴィオ、右を振り返れば……なのは。
30……29……
心の中でカウントダウン。
息を潜めて、なのはの顔を覗き込む。
なんて可愛らしい寝顔だろう。
なのはは――私の温かい居場所は1年経っても変わらない。
25……24……
いや、ますます美しさに磨きがかかっているのではないか?
どれだけ見つめても飽きない――ずっと見続けていたい天使の寝顔。
20……19……
だけど、こうして見つめているだけでは眠り姫は目を覚まさない。
彼女を起こすためには、そう。
15……14……
王子様のキスが必要なのだ。
私はそう勝手に結論付けて、自分の顔をなのはの顔にゆっくりと近づけていく……。
10……9……
ああもう、新婚じゃないのに1年経つというのに!
胸が鼓動が! 落ち着け、私!
5……4……3……
いいか、いっせーのーででキスをするんだよ!
リハーサルはないの! 後は勢いに任せて!
2……1……
いっせーのー……
0!
――ん……ちゅ……。
…………あれ?
私はなんで、天井を見上げているんだろう?
――んふ……。
なんでこんなに、息が苦しいんだろう?
視界いっぱいに広がるのは……なのは。
なのは、なのは、なのは……どこを向いても、なのは。
気がつけば私の世界は全て、なのはに塞がれてしまっていた。
私の視線――その瞳に囚われて離れられない。
私の唇――その舌に囚われて離れられない。
私の体――その両腕に囚われて離れられない。
私の心――その情熱に囚われて離れられない。
私の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。
全ての感覚がなのはを感じている。
だけど何故?
なのはは寝ていて、私がキスをしようとしていたのに。
何故『私がなのはに押し倒されている』のか?
「ぷは……んっ」
思考を巡らせているうちに降り注ぐ、2度目のキス。
なのはが起きていたか、起きていないか。
私が上かなのはが上か、そんなことは些細な話、か。
とりあえず、今は。
「ちゅ……フェイト、ちゃん……」
「なのは……んむ、んぅ」
この与えられる熱を享受しよう。
私もなのはの背中に、ゆっくりと両腕を回した。
時刻は午前1時。
その間、飽きることなくキスを繰り返していた。
キスを終え、ほやぁ、と蕩けた表情のなのは。
きっと私も同じような顔をしているのだろう、幸せすぎて。
「なのは、もしかして起きてたの?」
私が尋ねると。
「うん。 ずっと寝れなかったの……」
恥ずかしそうに口元を隠して、そう呟いた。
――隣に居るフェイトちゃんを、ずっと意識していたの。
――フェイトちゃんの呼吸が近づいてくるのがわかって、顔が熱かったの。
暴露されていくなのはの本心。
それが嬉しくて、私もなのはにさっきまでの緊張を伝えると。
「なんだ、二人とも考えることは同じだったんだね」
ベッドの上に座る私に、体を預けて寄りかかってくるなのは。
「フェイトちゃんと一緒のことを考えてたって、何だかちょっと嬉しいかも」
私も嬉しいよ、なのは。
なのはの肩に腕を回して抱き寄せる。
すると、不意に立ち上がるなのは。
こちらに左手を伸ばして。
「場所、移そ?」
そう言って私の手を引く。
……本当に君は、私の手を引くのが上手だね。
「どこに行くの、なのは?」
「とりあえずヴィヴィオに声が聞かれないところ。 だって……」
前を歩いていたなのはが、立ち止まって私に耳打ちする。
――だって、貴女と深く結ばれたいの。
その言葉、背筋がゾクゾクと粟立つ。
何だか二人でイケナイコトでもするみたいだ。
実際、そうなんだけど。
「なのは、愛してる」
「私もだよ、フェイトちゃん」
手を繋いで、歩く。
あの時、差し伸べられた手を。
二人で一緒にバージンロードを歩いた、手を。
……この手は、どこに続くのだろう。
私の名前は、高町フェイト。
高町なのはと生涯を共にすると誓った、たった一人のパートナー。
コメント
コメントの投稿